こんにちは!四柱推命 占い師の里みさきです!
四柱推命における偏官は、通変星のうちのひとつ。
スポーツの星と呼ばれていて、運動神経が優れている人が多いとされています。
命式内の位置や星の数、十二運星との組み合わせによって解釈も変わりますが、この記事では偏官の基本的な意味と性格をご紹介します!
四柱推命の偏官とは?
命式での見方
四柱推命の命式は こちら(フォーチュンジュエルさん)で無料で調べることができます。
偏官は通変星の一つで、自分が偏官をもっていた場合、命式内では下の赤枠内に表示されます。
通変星は全部で10種類あり、それぞれ自立星・遊星・財星・官星・印星の5つに分けられています。
自立星 | 比肩(ひけん)・劫財(ごうざい) |
遊星 | 食神(しょくじん)・傷官(しょうかん) |
財星 | 偏財(へんざい)・正財(せいざい) |
官星 | 偏官(へんかん)・正官(せいかん) |
印星 | 偏印(へんいん)・印綬(いんじゅ) |
偏官の意味
偏官は正官と共に、官星に分類されます。
社会の地位(=官)に対して、極端(=偏)な行動を起こします。
別名「七殺」とも言われ、自分自身を攻撃する意味もあります。
女性にとっての「恋人」を表す星で、偏官のキーワードは「野生」と「煩悩」です。
偏官をもつ人の性格
親分肌(姉御肌)
エネルギッシュで潔く、竹を割ったような性格をもっています。
人情家で人の相談に乗ることが多く、目下の人の面倒をよく見ます。
困っている人を放っておけず、世話を焼かずにはいられないでしょう。
部下や後輩にご馳走したりするのも、偏官にとって大切なこと。
とにかく損得を気にしないので、自分が損をしてしまったり、割に合わないことも引き受けてしまいがちです。
行動力がある
じっとしているのが苦手で、考えるよりまず行動します。
直感が鋭く、決断力の早さとその行動力に、周囲はただただ驚かされるでしょう。
どんな場面でも物怖じせず、たとえ自分に味方がいなくても有言実行できる度胸があります。
自分が描いたビジョンをチームを率いて実現していくのが、生き方の基本となるでしょう。
正直者
表裏がなく、嘘や屁理屈を嫌います。
せっかちで白黒をつけないと気が済まない一方で、諦めがよすぎて粘りが足りません。
思ったことがすぐに表情や行動に出るので、とても分かりやすい人ですね。
持ち前のエネルギーを思った通りに出せる環境にあれば、成功は間違いなしです!
気性が激しい
「心の中に虎を飼っている」と言われるほど、激しさと危うさを併せ持っています。
特に、他の人から細かい指示をされたり何度も確認をされると、自分を信用していないと感じて、イライラしてしまうかもしれません。
嘘や筋が通らないこと、曖昧さも大嫌いでしょう。
逆境でこそ燃える強い意思を持っているので、あえて危ないことを進んでやったり、犠牲的な立場を好んだり、周りから見ると危険な方向に突き進むことも・・・。
偏官に向いている仕事
偏官をもつ人に向いている仕事は、自分なりの裁量がもてて、結果がわかるような職業です。
スケールの大きい仕事のほうがやりがいを感じることができるので、企業に属しているほうが良いでしょう。
細かい仕事をしていると、気分も運勢も勢いを失ってしまうので、チームで役割分担をして動く形がベストですね。
また、出世にはこだわらないものの、一目置かれて任せてもらえる状況を好みます。
束縛しない上司の元で、現場の最前線を張っていくのが向いているでしょう。
全権委任される環境や、自分の裁量で切り盛りできる環境でリーダーを目指してくださいね。
仕事を選ぶポイント
- 簡単には手が届かないと思える分野
- 恰好がよくてメンツが立つこと
- スピーディで激しさのある環境
偏官をもつ人の恋愛・結婚
偏官をもつ人は、誰かを好きになったとしても、自分の気持ちをさとられたくないという気持ちが働きます。
自然な形で仲良くなるのが苦手なので、必要以上にそっけなくしてしまことも。
ただ、仲が深まると一緒にいるだけで満足し、子どものように甘えたいと思うでしょう。
偏官は女性にとって「恋人」を意味するため、女性は恋愛運が良いのですが、内面はサバサバとしていて男らしい人が多いです。
結婚した場合は、家事や育児などすべてにおいて、自分が理想とする家庭像を実現しようとします。
女性は家の中にいると細かいことが気になって不満も溜まるので、仕事や趣味で忙しくしてたほうが良いでしょう。
共通点が少ないと不満が溜まりやすく離婚に至りやすいので、共通の趣味を作ると◎
偏官が多い場合は?(偏官過多)
2つ3つ4つ・・とあると不安にもなる人もいるかもしれません。
基本的にサバサバした人になるところは共通していますが、「偏官」をバランスよく使うか、偏らせて使うかによって生き方が変わってきます。
例えば、バランスよく使うと、仕事して結婚もして、旅行に出かけたりボランティア活動に参加したりなど、精力的に活動するでしょう。
逆に、偏らせて使うと仕事一筋の人生になったり、女性の場合は男性が複数登場して男性に振り回される人生になるかもしれません。
(女性で偏官が多い人は、晩婚になりやすかったり、再婚の縁がある)
そして、男女共通して「〜ねば」「〜すべき」といったマイルールが多く、自己否定感や自分責めが強くなる傾向があります。
知らぬ間にセルフブラック化・セルフネグレクトになってくるので、「疲れたな」と思ったら、すぐに休むようにしましょう。
激しいパワーを社会で活かす
偏官をもつ人は、白黒をはっきりさせつつ、自分を貫くことができます。
仕事でもプライベートでも、自分の夢に向かって着々と自己実現することができるはず。
その中で人生の試練や壁に直面し、それを乗り越えることで大きなパワーを養っていくでしょう。
激しいエネルギーを使いこなし、リーダーシップを発揮できると、スケールの大きな成功を成し遂げることもできますよ。