こんにちは！西洋占星術 占い師の里みさきです！
キロンはまだ発見されたばかりの小惑星ですが、ホロスコープを知っている人はその意味が気になりますよね。
そこで今回は、12星座別でキロンの意味をわかりやすく解説します。
自分のキロンを知って、今後の生き方のヒントにしましょう！
ホロスコープ上におけるキロンの意味
傷ついたヒーラー
キロンは1977年に発見された小惑星の一つで、土星と天王星の間を楕円形に回っています。
英語ではchiron、別名カイロンとも呼ばれています。
一般的には「心の傷」を表していると考えられ、「傷ついたヒーラー（治療者）」という解釈で広く知られていますね。
キロンが示す事柄で自分が傷つき、その傷を自覚することで人を癒す立場にもなります。
癒す、というと分かりにくい表現ですが、自分の経験を活かして同じ痛みやトラウマを持つ人の理解者になる、といったイメージです。
キロンにアスペクトがある場合は、その傷をより強く意識するので、その後の人生に深く関わっていることも考えられます。
また人生に一度、誰もが経験する「キロンリターン」という節目も訪れます。
この節目のタイミングで、自分の心の傷であるキロンを強く自覚することになるでしょう。
12星座別 キロンの意味
キロンはまだ発見されたばかりの惑星なので、解釈が定まっておらず、占星術師によっても意見が異なります。
ここでは、12星座の性質を元に推測できる特徴を紹介します。
ちなみに、キロンの調べ方は キロンの調べ方～ホロスコープ無料作成サイトを使う方法～で解説しているので、参考にしてみてください！
キロン牡羊座
「自分らしさ」に関する傷をもつ。
- 自己主張ができず、自分で物事を決められない
- 自分らしさを出すことに抵抗があり、自信がない
- 幼い頃、自分の道を歩む気持ちを挫かれたことも
キロン牡牛座
「物質的、肉体的なもの」に関する傷をもつ。
- 自己評価の低さや身体的な劣等感、所有欲が常に満たされない
- 安定した生活を脅かされることへの恐れ
- 幼い頃、物質的な安定が欠けていた経験があったことも
キロン双子座
「コミュニケーション」に関する傷を持つ。
- 好奇心を人に否定されたり、誤解を招いて人の言葉に傷つく
- 人と楽しく社交し、情報を共有することを恐れる
- 言葉の発達の遅れ、もしくは教育を一時中断することがあったことも
キロン蟹座
「養育、感情を抱くこと」に関する傷を持つ。
- 家族などの最も親しい集団内で安心感を得られない
- 家族から引き離されていた経験があったことも
- 感情を抱くこと、精神的に人と繋がることに不安がある
キロン獅子座
「承認欲求」に関する傷をもつ。
- 自分の価値を認めてほしいのに、他人に認めてもらえない
- 自己表現力を活かして自分を輝かせることができない
- 輝くこと・遊ぶことが許されなかったのではないか
キロン乙女座
「奉仕、健康」に関する傷を持つ。
- 人のためにどれだけ頑張っても、自分がすり減ってしまう
- 完璧を目指しても、実現できないと感じる
- 厳格なルールに縛られ完璧さを求めたり、健康的な問題を抱えることも
キロン天秤座
「人間関係」に関する傷をもつ。
- 不公平な扱いに苦しみ、アンバランスな人間関係に悩みを持つ
- 幼い頃、不当な扱いを受けた経験があることも
- 相手の要望に応えようとして、自分らしさを見失ってしまう
キロン蠍座
「深い感情」に関する傷をもつ。
- 自分の深い感情と向き合うことを避けようとする
- 力を奪う・奪われるということが幼い頃からのテーマ
- 相手を支配すること、執着することへの恐れを抱く場合も
キロン射手座
「個人の思想、自由」に関する傷をもつ。
- 自分の信念や理想を否定されたような感覚を抱く
- 進学や旅行の機会を犠牲にしてきたことも
- 高みを目指してさまよい、波の多い人生を送る場合も
キロン山羊座
「責任、努力」に関する傷をもつ。
- 幼い頃、責任を負わされた経験があるのかもしれない
- 自分の言動に責任をもつことを避ける、又は逆に他人の責任も背負ってしまう
- 地道な努力を積み上げることになぜか恐怖心を抱く
キロン水瓶座
「個性、集団」に関する傷をもつ。
- 世間の常識や、大多数の意見に従わなければいけない状況にあう
- 自分が人とは違う個性を持っていることにためらう
- 社会的平等・多様性への傾倒
キロン魚座
「人を癒すこと」に関する傷をもつ。
- 同情心に溢れ、人のネガティブな部分も受け入れる立場にある
- 周囲を癒すことができるが、自分が疲弊してしまう
- 人生の初期に、喪失・病気・犠牲などの経験をしていることも
まずはキロンを受け入れること
キロンの傷は、決して癒えるものではなく、生涯をかけてじっくりと向き合っていくものです。
時には、どうしても見つめたくないと感じることもあるでしょう。
無理のない範囲で、まずは自分自身がその傷を受け入れて自覚すること。
それができると、自分の奥深くに眠る弱みと向き合い、克服できるかもしれません。
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